ITIL V3の特徴とV2との相違点

V3(Version-3)の代表的な変更点として、ITサービスのライフサイクルの視点から書籍が再構成され、包括的なマネジメントフレームワークに生まれ変わったことがあげられます。V3は、ビジネスニーズを踏まえたITサービスの戦略策定から運用・廃棄に至るまで、ライフサイクルごとに「サービスストラテジ」、「サービスデザイン」、「サービストランジション」、「サービスオペレーション」、「継続的なサービス改善」の5つの書籍で構成されています。

V2(Version-2)で中心を成していた「サービスサポート」や「サービスデリバリ」の2冊はV3には登場しません。V2の各プロセスが、V3のどの書籍に含まれているのか、最初は戸惑うことと思われます。


V2では、各書籍の相互関係が把握にくく、中心となる前述の2冊以外の書籍が、どうリンクしているのかが分かりづらい状況でした。これを踏まえたV3では、ITサービスの一連のライフサイクルが定義されたことにより、ITサービスマネジメントの全体像を正しく理解できるようになりました。