ITILはITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス集です

ITILは、ITサービスマネジメントにおける業界の「ベストプラクティス集(成功事例)」を文章化したフレームワークで、情報システムを運用するための基準となるべき手順が体系的に整理されています。

アイティルと読みます

ITがあらゆるビジネスプロセスに深く入り込んでいる現在、ITはビジネスとの成功要因としての役割を求められています。また、企業の法令順守や社会的責任を果たすためにも、IT組織の責任と重要度はますます高くなっています。そんな中、業界・業種・会社・組織の違いを超えて通用し、ビジネスの変化にすばやく対応するIT運用を可能にするITILが注目されているのです。

日本国内におけるITILは、いわゆる「2000年問題」や大手金融機関の統合に伴うシステムトラブル、証券取引所の取引停止、個人情報の漏洩などのトラブルが重なり、情報システムの重要性を企業が認識し始めたのを契機として、加速度的に普及するようになりました。内部統制対応におけるIT全般統制の構築においてITILを利用する企業も増えてきています。

導入には工数とコストが要求されますが、手続き作業に万全の対策を施した運用となっているため、忠実に設計・運用・改善を行うと、システム運用全体のコスト削減やサービスレベルの向上に大きく効果が発揮できるとして、ITサービスのレベル管理、コスト管理の切り札として注目されています。