XBRLは監査業務の効率化を図る切り札です

インターネットにおける画面表示には、「HTML」という言語が使われていますが、「XBRL(拡張版の業務報告言語)」はコンピューター上の共通言語として開発された「XML」という言語を財務・会計事務向けに特化かつ標準化したものです。XBRLは、企業の財務データをソフトウェアやベンダーに依存することなく、標準的に財務報告書を作成、開示、交換、加工ができるようにすることを目的としています。

XBMLはHTMLと異なり、ひとつひとつのデータに、項目の表示順を表すもの、計算式を表すもの、レファレンスを意味するもの等、さまざまに定義づけを行なうことができるので、会計データのさまざまな情報を全てこのXBRLで記録、表現、蓄積することが可能になります。つまり会計・財務に係る一切の業務がこのXBRLをベースに処理することができるのです。

従来は会計監査の際、会計士の要求に応じて、その都度、ファイルを検索して電子情報を印刷しなければならないわずらわしさがありましたが、XBRLはこの監査業務を大幅に効率化することができます。監査以外の分野でも既に利用されており、ディスクロージャや情報共有化の面で威力を発揮しています。

平成20年4月1日移行、金融庁(EDINET)や東京証券取引所(TDnet)に提出する財務諸表データはXBRL化することが義務付けられています。