業務や会計データ作成に利用される表計算ソフトに対する統制です

スプレッドシート(エクセルに代表される社内の業務や会計データ作成に利用される表計算ソフト)に対する統制のことです。エクセルなどの表計算ソフトは業務を効率的に行ううえで欠かせないツールとなっていますが、内部統制の面から見ると「アクセス制限が掛けられない」、「計算式の変更履歴が残らないため改竄が可能」、「ファイルを誤って削除してしまうと元に戻せない」、「監査のエビデンスが無く、スプレッドシートの内容の信頼性が保証できない」などの問題があり、その結果として財務報告の正確性に直接影響を与える可能性があります。

表計算ソフト

スプレッドシートに対する統制の必要性は、経済産業省「システム管理基準 追補版(財務報告に係るIT統制ガイダンス)」においても、その重要性が指摘されています。

2007年に日本公認会計士協会が公表した「財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い」において、スプレッドシートは決算・財務報告プロセスで評価すべき対象して取り上げられており、以下の要件が求められています。

  • マクロや計算式などを検証していること
  • 検証が適切になされていない場合は、手計算などの代替手段がとられていること
  • 経理担当者のPCを使う場合、アクセス制御やバックアップなどの対応について検証していること

近年は、ID、パスワードによる認証で、登録されたExcelテンプレートへのアクセス制御を実行したり、登録済みのファイルやレポートを新規に生成されたものと比較し、マクロ、計算式が改竄されていないか自動的にチェックし、バックアップするなど、日本版SOX法における内部統制や金融庁検査で求められる統制環境を実現するためのソフトウェアが多く発売されています。

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