ISO27001と旧ISMSとの違い

両者の違いは比較的少ないものの、「規格本文」と「付属書A」の以下のポイントが改定されています。

規格本文
記述内容に変更はありませんが、その重要性を考慮した結果、内部監査の項目がマネジメントレビューの章から独立して、単独の章立てとなりました。また、効果のある管理策をとることが重要との背景から、管理策の効果を把握してマネジメントレビューで評価することが追加されました。さらに、リスクアセスメントの手法の文書化が必須となりました。

付属書A(管理目的および管理策)
旧バージョンのISMSにおけるホスト系システムからあまり適用されなかった管理策(ノードの認証、否認防止サービスなど)が削除されました。また、新たに、時代に即して重要となった顧客対応、アクセス権の削除、モバイル、オンライン取引などの項目が追加されました。

ISO27001 ISMS ver2.0(旧ISMS)
追加された管理策 削除された管理策
情報セキュリティに対する経営陣の責任 情報セキュリティ委員会
専門組織との連絡 専門家による情報セキュリティの助言
顧客対応におけるセキュリティ 外部委託契約におけるセキュリティ要求事項
資産の保有者 ソフトウェアの誤作動の報告
資産利用の許容範囲 外部委託による施設管理
経営陣の責任 指定された接続経路
雇用の終了または変更に関する責任 ノードの認証
資産の返却 利用者を保護するための脅迫に対する警報
アクセス権の削除 暗号化
外部および環境の脅威からの保護 デジタル署名
第三者が提供するサービス 否認防止サービス
第三者が提供するサービスの監視及びレビュー
第三者が提供するサービスの変更に対する管理
モバイルコードに対する管理策
オンライン取引
ログ情報の保護
技術的脆弱性の管理