内部統制の仕組みは一度完成してしまえば、それでおしまいというものではなく、有効的に機能しているかを継続的に評価するプロセスが必要となります。これを「モニタリング」といいます。
モニタリングには、日常業務の過程で、その業務に関わっている担当者やその管理責任者によって行なわれる「日常的モニタリング」と、その業務に関わっていない社内、もしくは社外の人によってより定期的なチェックを受ける「独立的評価」の2つのタイプがあります。
例えば、営業部長が部下の営業担当者の業務日報を毎日チェックするのは、「日常的モニタリング」に該当し、通常業務の一環としてリアルタイムに行なわれるので、何か問題があったときにその場で迅速な対応ができるというメリットがあります。
逆に、その業務の担当者や上司がチェックするということは、身内同士のようなもので、どうしても評価が甘くなったりするという欠点があります。そこで、より客観的な立場でこうした欠点を補おうというのが、経営者、取締役会、監査役、内部監査などによる独立的評価なのです。内部監査を例にとると、社内の監査部門が、資料の閲覧や質問を行なうことで企業内部における内部統制の有効性を確認することです。