担当者の不注意、判断ミス、共謀による場合

まず考えられるのは、担当者が不注意などによって事務処理やパソコン操作を間違えたり、判断ミスをしてしまう場合が考えられます。内部統制には、こうした不注意や判断ミスの発生をダブルチェックなので減少させる機能を備えていますが、その行為を行なうのが人間である以上、ミスが発生する可能性をゼロにすることはできません。

ヒューマンエラーは万全を期しても起こるものです

また内部統制には、担当者同士の相互牽制を通じて適切な統制活動やモニタリングが行なわれるようになっていますが、社内のある担当者が、同じ社内の別の担当者が共謀して記録を改ざんしたりする場合も考えられます。さらに、取引先の担当者と共謀して不正を行なえば、内部統制が機能しなくなる可能性はさらに高くなります。代表的な対応策としては以下に挙げたものなどがあります。

承認やチェックを行なう者を適切に選抜し、定期的に交代させる。
人事異動を定期的に行って、同じ業務に長時間携わる社員を減らす。
情報システムでは、IDとパスワード管理などのセキュリティを徹底し、ログを記録しておく。
紙媒体での業務はチェック時や決裁時の捺印を徹底する。